5.6名の家族葬をお考えの方に選ばれる【東京葬儀】

緊急事態宣言下でのお葬式はどうなるの?その後は?

緊急事態宣言下でのお葬式はどうなるの?その後は?

1月8日から発出された2度目の緊急事態宣言。

2月7日に政府が解除目安としている「東京都の1日あたり新規感染者500人以下」。

西村経済再生相は、25日500人になったからといって直ちに解除することはないとの発言があった。

海外でも新型コロナウイルスの変異種が猛威を振るいはじめている中、解除に踏み切るのは慎重に判断してもらいたいところだ。

※2月4日追記:2月3日の発表で緊急事態宣言は、1ヵ月延長となった。

すっかり変わってしまった日常

私の住む地域にある飲食店は、休業しているのかお店のシャッターが2カ月以上閉まっている。

同じビルフロアに入っていた会社も姿を消した。

去年の今頃には想像もしなかった現実が、目の前に広がっている。

じわじわと表面化している不況の波は一体どこまで続くのかと閉塞感を覚える日々だ。

そんな中でも明確にハッキリしていることがある。

緊急事態宣言はいつか解除され、人類はコロナに打ち勝つ。ということ。

「いつか」というのが、今年なのかはたまた数年後なのかは不透明ではある。

しかし、必ず実現する未来だ。

早く来てほしいと願う。

 

変わらない現実

ただ、どうしても、当然のことながら、緊急事態宣言下でも人は亡くなっていく。

緊急事態宣言下で、どうすれば心残りのないお葬式ができるのか専門家として考えてみたい。

ちなみに、前回の緊急事態宣言と今回の緊急事態宣言はどこがどう違うのかは、下記の記事を参照してもらいたい。

というか、私の文より分かりやすくまとまっていて読みやすい…

またこの記事に戻ってきてもらえると嬉しい。

参照記事↓

【再発令か?】1/4更新-コロナで緊急事態宣言が出たら、葬儀はどうなる!?

https://soogi.jp/news/54/

 

 

この記事に戻ってきてくれた人がいると信じて続きを書いていこうと思う。

新型コロナウイルス流行から変わったもの

ここからは、いち葬儀社としての目線と私個人の率直な意見を交えながらお伝えする。

まず、前回の緊急事態宣言(2020年4月7日~5月25日)を受けて、葬儀業界というかお葬式の形式自体が大きく変化したと感じる。

新型コロナウイルスが流行る前までのお葬式は、

式を行わない火葬のみ執り行う【直葬(火葬式)】

式場を用意し家族や親せきだけ執り行う【家族葬】

家族葬で通夜を行わず告別式一日のみ執り行う【家族葬の一日葬】

式場を用意し家族、友人、知人、会社関係の方などが参加し執り行う【一般葬】

一般葬で通夜を行わず告別式一日のみ執り行う【一般葬の一日葬】

大きく分けると、この5つ。

直葬(火葬式)の需要

年々、直葬(火葬式)の割合は増える傾向にあったが、緊急事態宣言下ではその割合を大きく伸ばした。

例年の当社比で、依頼全体の3割弱だったものが、4割近くなった。

要因としては、

①3密を生みだしにくい

②不特定多数の人が集まる火葬場での滞在時間が、2時間程度で済む(式場を借りると平均5時間近くの滞在)

③式場を借りないため費用面でも抑えることができるといったメリットが考えられる。

他には、未知のウイルスに対して喪主として、人様にできるだけ迷惑をかけないお葬式を執り行いたいという要望に考慮した結果だと考えられる。

実際にもし私が喪主になったとして、遠方の親族を東京に呼ぶかというと…呼ばないだろう。

しかし、直葬(火葬式)にもデメリットはある。

一番はお別れ時間が短いところだ。

多くの火葬場で5~10分程度のお別れしかできない。

大切な家族の最期と考えると一度考えてみてほしいところだ。

 

最新の家族葬

話は変わって今回、一番変化があったお葬式の形式は【家族葬】と感じている。

コロナ前でも、移動など負担軽減できることもあり【家族葬の一日葬】が増えてきていた。

前回の緊急事態宣言下でのお葬式から大きく変化した。

民営・公営関係なく、多くの式場を貸し出す側が、お葬式を行うなら一日葬で行うようにと推奨し、利用方法に制限をかけたのである。

これは、前例のないことだった。

それまで、家族葬といってもご近所さんや仲の良かった友人など、血縁関係がなくても式に参列できていた。

結果、10人程度と予想していた参列者が、2倍、3倍以上、来場することもまれにあった。

家族葬は、名前のイメージばかりが先行して、内容は手伝う葬儀社や家族の想い(血のつながりはないけどお世話になった人を招待など)で多種多様に執り行われていた。

それは決して悪いことではないと思っている。

「遠い親戚より近くの他人」というように、自分の普段の生活は身近な社会の上に成り立っている。

家族葬の名のもとに、気兼ねない近しい人たちでお見送りすることが大きな流れなのかもしれないなと私も感じていた。

ただ、この新型コロナウイルスにより、家族葬は名実ともに【家族葬】となってきた。

血縁関係があっても、遠方に住む親族は他県への移動をあきらめ、ご近所さんや仲の良かった友人も来場を控え、個々の胸の内で故人との別れをすませる。

そして、お葬式に参列するのは一緒に暮らしていた家族のみで5名ということも珍しくなくなった。

変わって欲しくないもの

私が担当したお葬式で印象に残った言葉がある。

亡くなった方の姉弟で、80歳を過ぎたトシエさん(仮名)が「古くからの友達が亡くなったとご家族から電話もらって、ああもういないんだなと思っていたの。でも実感が湧かないのよ。やっぱり最期に顔も見れないでお別れしちゃったかしら。ハガキだけで後日知らされるのも寂しいわ」

そう、家族葬のあったかいイメージが、寂しいイメージに変わってきているんだと確信した瞬間だった。

 

後悔しないために

前述のとおり、緊急事態宣言下でのお葬式は制限が普段より多くできないことも増えた。

しかし、できなくなったことをただ「これはできないです、難しいですよ」と伝えるだけが自分の仕事とは思ってはいない。

できなくなったからこそ、難しくなったからこそ、代わりにこうするのはどうですか?こういうことができます、と相談しながら作り上げるお葬式を心掛けるようにしている。

いつどこで新型コロナウイルスに感染してしまうかは、分からない。

分からないこそ、自分たちが行える対策をしっかりと行って少しでも安心してもらいたい。

コロナ禍においても、あたたかいお葬式をしてもらいたいというのが本心である。

それを実現することが葬儀社の使命だと思いながら、日々を過ごしたい。

 

さいごに

緊急事態宣言下でのお葬式をする可能性は、この記事を読んだ全員にある。

仮にご自身の周りで不幸があった時、自分事に考え、まず最新情報を手に入れること。

最新情報は、専門家である葬儀社がもっている。

1社だけではなく、必ず2社以上の話を聞くように。

この記事が少しでもきっかけになれば幸いです。

慣れない言葉使いで書いたので、肩がこりました(笑)

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

この記事を書いた人

木南 健(きなみ たけし)

後悔を残さない最期を

数年前に父が急死した際、今の仕事に就いていればどれだけ母や兄妹の支えになれたのだろうと考えることがあります。

過去は変えることはできません。

あの日、抱いた悲しみや不安の根底にあったものは父をしっかり送ってあげたいという想いです。

同じように、大切な人との別れによる「悲しみ」「不安」を抱く方々の支えとなり、その根底にある「大切な想い」を形にするお手伝いができればと思っています。

心に残ったこと

まだ駆け出しの新人だったころ、お葬式が終わった後、喪主様に笑顔で力強く握手をされたことです。

期待にお応えできたんだと言葉以上に感じることができ、とても嬉しかったです。

出身:岡山県岡山市

趣味:弓道、読書

好きな映画:「サトラレ」

好きな音楽:BEGIN