【東京葬儀】「ちょうどいい家族葬」専門店

一日葬、火葬式について② 小規模葬儀の普及の実際

都市部では特に、葬儀の小規模化が進んでいます。

その流れのなかで生まれたのが「一日葬」「火葬式」というプランです。

普及の周辺状況と、変わり行く家族の形に対応を迫られる葬儀会社の取り組み、小規模葬儀での檀家と檀那寺の関係について解説します。

一日葬、火葬式の普及とライフスタイルの推移

実際のところ「一日葬」「火葬式」は、どのくらい選ばれているのでしょうか。

年間の葬儀すべてのなかで、一般葬、家族葬、一日葬、火葬式の割合を見ますと、「一日葬」は9%程度、「火葬式」を含む「直葬」は16%程度です。

そのほか、「一般葬」「家族葬」をあわせた葬儀儀式を短縮せず行うものが7割を超えています。
「一日葬」「火葬式」は、現状では、葬儀のスタンダードではありません。

ですが、都市部を中心に「一般葬」「家族葬」おのおのの件数に対し、特に「火葬式を含む直葬」は、割合的には迫る件数で増えています。

旧来の共同体の機能が失われ、近隣の方とお付き合いがないことが理由のひとつで、都市部ではそれが特に顕著です。

加えて、全国的にすすむ住民自体の高齢化も、葬儀の小規模化の流れを加速しています。

葬儀を行われる故人の平均年齢は、平均寿命の延長とともに高くなり、「葬儀を行う方も、参列する方も高齢」なのはめずらしくありません。

もっともご活躍されていた時代の知己の方も年々減り、身体的な衰えもあり、規模の大きい葬儀を行うのはきびしいケースが増えています。

行わなくていいものはしない、する場合も短くして、経済的、身体的な負担を軽減するのは、やむをえないことといえましょう。

「親世代の見送り」が遅くなっていますので、「故人」として親を見送る世代も、定年後などで職を離れ「儀礼的な参列者はますます必要ない」ということもあります。

「価値観の変化」も小規模な葬儀の普及の一員でしょう。
ことに、宗教儀式の心理的重要性は薄い、と考える方が増えています。

共通の思想の裏づけを持つ儀式を行うことは「同じ共同体の構成員であること」を確認しあうことでもありました。

平成の時代にはいってからは、旧来の儀式の段取りよりも、喪家の「個の事情」を優先する考えかたが、受け入れられやすくなりました。

「一日葬」「火葬式」を選ぶ方は、今後も増えてゆきますし「家族葬」も増加するでしょう。

長く続く景気の低迷も「より小規模で簡素な葬儀」を後押しする要因になります。

特に「火葬式(直葬)」を選ばれる場合に、思想的な問題で小規模で簡易な葬儀を選ぶのではない場合が多くあります。

もっと豪華にしたいけれどできない、という妥協としての直葬を選択される場合が多くあります。

高齢者の介護に、労働している世代が環境を整える資金を捻出できないこともあり、経済的につらい状況での死の受け皿として、直葬プランの需要が増えている側面もあります。

一日葬、火葬式のプランへの葬儀会社の取り組み

そういった世相を受けて、葬儀自体の件数は増えているものの、規模の大きい葬儀の需要は減少しています。

生活の都会化にともない「宗教離れ」も進み、祭壇と宗教儀式を軸とした葬儀が受け入れられない場合も増えてきました。

葬儀業界としては、危機感をもたざるを得ない状況です。

個を重要視する少人数世帯に向けて、「家族葬」「一日葬」「火葬式(直葬)」にも、より多様なきめこまかいプランを、と考える葬儀社も増えています。

よりニーズにあった規模、直葬や、一日葬の短い間でも、より心をこめやすいプランを、と言う方向性です。
危機感を持ちつつも、増えているニーズとして注目されているといえるでしょう。

今後の葬儀の形として、葬儀会社で望ましいのではないかと考えられているケースが多いのは「家族葬」規模のものです。

葬儀が簡素な一方になることについて、単に経営的問題としてではなく、文化的観点や十分なサポートの問題で懸念があるという意見もあります。

ご遺族の「別れの場」である葬儀が簡素化しすぎることは、よいことばかりではないのではないか、という見解です。

「あまりにあっさりと送ってしまった」と、葬儀が終わってから後悔されるご遺族もいらっしゃいます。

ですので「一日葬」「火葬式」のメリット、デメリットや、葬儀の意味なども説明して検討してもらうという意見も多いです。

葬儀会社も、さまざまなスタンスがあります。
「直葬など短いなかで充実させてゆく」と言う会社、「可能なら長く時間を取れるプランも提案したい」と言う会社、「間を取ったものも出してゆきたい」会社、などです。

利用する場合、おのおのの葬儀会社の考えかたや、プランの傾向をつかむことが、よりよい選択につながるでしょう。

「直葬」「火葬式」について、あまり理解をされないまま希望されるご遺族も多いとの声もあります。
経済的なことももっともですが、「どんなお別れにしたいか」を、しっかりとイメージすることも重要です。

ただ一度の機会ですので、慎重に考えるに越したことはありません。
「直葬」「火葬式」で十分なお別れができないと言うことはありません。

選択する場合、限られた時間のなかで、工夫をこらしてくれる葬儀会社を選びましょう。

「どんな段取りでどのくらい時間が取れるのか」に明確に答えられるところを選びましょう。
要望がよく伝われば、葬儀会社からも、要望にあったよりよいアイデアを提案できることもあります。

火葬式と仏教、小規模葬儀と檀那寺との関係

「火葬式」の場合、葬儀の「儀式」は行いません。

「火葬式」は、火葬場の炉前での読経や宗教的手続きを、「直葬」よりは時間を取り丁寧にするプランを組んでいるところが多いです。

葬儀会社によっては、炉前では時間が限られ十分ではないという見解です。

小規模な斎場をおさえて「お別れ」の段取りを取ったり、出棺時の儀式などをオプションとしてつけられるものもあります。

「火葬式」の内訳は、葬儀業者によりさまざまですので、よく確認して決める必要もあります。

火葬場の状況によっては、炉前での読経を行えない会場もありますし、時間も5分程度のこともあります。

「火葬”式”」となっているから、もう少しちゃんとお別れできるのかと思った、という後悔はさけたいものです。

プランを決めてしまう前に、十分に要望を伝え、希望のお別れの仕方を検討してから、最適なプランを選ぶことが重要です。

炉前読経での戒名授与に関しては、仏教者の中では賛否が分かれています。
問題ないとする立場と、引導を渡す儀式を行えないので問題とする立場があります。

火葬するにあたって仏教をとりいれたい、しかしお寺との付き合いがないと言う場合は「派遣型の僧侶」にお願いする方法もあります。

葬儀会社から手配できる僧侶は、当然のことながら肯定的見解です。
派遣で僧侶を手配する場合、葬儀が終わった後の供養や、墓地のことについてはノータッチですから、別途、ご遺骨の行き先や供養について、考えておく必要があります。

お寺の檀家になっていたり、すでにお墓がある場合は、僧侶の派遣を決める前に重要な注意事項があります。

「かならず先に、檀家になっている寺院に打診すること」は、とても重要です。
決定事項としてではなく、打診から始めましょう。

お寺の発想としては、お寺の墓地は檀家のためのものです。
その寺院の僧侶か、紹介などで話が通っている僧侶以外に引導を渡されたり、戒名をいただいていても認められないことがあります。

すでに持っている「檀那寺のお墓」に入るために、再度の葬儀や戒名の付け直しが必要だったケースもあります。

経済的な事情で一般的な葬儀をするのが厳しい場合は、事情をお寺に伝えて相談するのが良いでしょう。

生前にご自分の葬儀は必要ないと考えて、ご意向を遺族に託す場合も、お寺との関係性は考慮に入れて置きましょう。

「故人が葬儀は必要ないということなので」ということでは、お寺に納得していただくのは大変です。

仏教の場合、引導を渡すこと、葬儀、戒名、お墓は思想的に結びついていますので、規模縮小するにも相談がいります。
「一日葬」の場合も「火葬式」の場合も、事前相談が、失敗しないコツです。

この記事を書いた人

古橋 篤(ふるはし あつし)

チームで支えるお葬式

数年前に父を亡くした時、東京葬儀にお葬式を依頼しました。
その時の担当プランナーに助けてもらったこと、東京葬儀の想いに共感したこともあって、今の自分がいます。

自身の経験から、お客様の負担、不安を取り除き、最後のお別れに想いを向けていただけるよう心がけております。

お客様の声をよく聞き、その想いを実現することが私の仕事だと考えます。

心に残ったこと

自分が育成したプランナーがご家族から「ありがとう」と言われている姿を見たときです。

しっかりとご家族とコミュニケーションをとり、提案し、一緒にひとつのお葬式を創り上げている姿をみたときは東京葬儀の想いが受け継がれていると嬉しい気持ちになりました。

出身:東京都

趣味:バレーボール、料理

好きな映画:「リトルダンサー」

好きな音楽:クラシック