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“予約がとれない”混みあう火葬場 葬儀難民

葬儀も順番待ちに…「葬儀難民」問題を知る

NHKなど、テレビ番組でも取り上げられるようになった葬儀難民の問題。

予約が取れず混みあう火葬場に悩むご遺族が増えています。

高齢化社会の到来とともに、深刻化する火葬場の問題の概要をご説明します。

都市部の火葬場の予約問題

火葬場は、火葬がほとんどである日本では、葬儀場ともども、誰もがいつかはお世話になる施設です。

この誰もが必要になる葬儀場と火葬に関して、昨今では葬儀難民とも呼べる現状が、取りざたされています。

亡くなってから、葬儀を行ったり、火葬場で火葬できるまでに、予約をすぐにとるのが難しいケースが増えました。

特に、関東圏の都市部では、3日以上の待ち時間がある場合がしばしばあります。
場合によっては1週間や10日後にならないと、葬儀場や火葬場の空きがないといった状況が起きています。

人口に占める高齢者の割合が増加した理由のひとつは、人口の多い団塊の世代が、高齢世代になってきたことです。
毎年、年間の死亡者数が増えているのは、やむを得ないことです。

例として、東京都の多摩地区をあげますと、今後の20年で年間死亡者数は、2035年をピークとして現在の1.5倍から2倍になると見込まれています。

斎場の不足

現状では、それだけの死亡者数に対応できる火葬施設がありません。

特に、利用費が安く、葬儀と火葬が同じ場所で行える火葬場併設の斎場は、人気が高く、その順番待ちで10日待つこともありえます。

利用者にとって、利便性の高い火葬場と斎場は、公営の葬祭施設だけではありません。
民間の葬祭施設は、公営の斎場や火葬場より早く予約が取れる傾向にあります。

ですが、費用は余計にかかりますので、経済的な問題で利用できない場合もあります。
葬儀に予算が取れない場合、公営の火葬場の空きを待つしかありませんから、長い待ち時間が必要になります。

葬儀難民問題は、経済格差の問題という側面もあるのです。
特に都市部では、高齢者の単身住まいも多く、そういった方が亡くなった場合、葬儀に多くの費用は割けない場合が多いです。

同じ葬儀場の中でも、葬儀に適し時間に予約が集中するのも、葬儀と火葬が行えるまでの待ち時間を長くする要因です。

会葬者や遺族の便宜を考えると、午前中に葬儀を行い、昼か午後の早い時間に火葬をしたいというニーズが高いです。

もっと早い時間や、もっと遅い時間が空いていても、会葬者が参加しやすい時間と、参加しやすい場所の空きを待つ場合があります。

都合のいい時間と場所に空きがない場合、隣接の地域や遠方を利用するしかありませんが、各地域で、住民の利用が一定数はあり、やはりすぐに予約できることは少ないです。

斎場、火葬場とともに、遺体の安置施設も十分な数があるとはいいがたい情勢です。

葬儀会社では、実際の予約状況と突き合せ、できるだけ遺族の要望をかなえ、かつ、なるべく早く火葬ができる場所を探します。

ですが、件数が多すぎてカバーしきれない場合や、あまりよい提案ができない場合もあります。
葬儀までに日数がかかることは、遺体の状態にも関わってきます。

整った遺体安置施設も不足していることは先に述べました。
ご遺族の意向があったり安置施設が確保できない場合、自宅での遺体安置になります。

ことに夏場などは、手を尽くしても遺体の変化が大きく、それに心を痛め、心残りになるご遺族もいらっしゃいます。

また、葬儀、火葬を行う施設側でも、対応能力内での、ぎりぎりの対処を続けることになります。
ですので、時間的にも、手順や気遣いの点でも、葬儀の遺体処理化がすすむ弊害も、業界内では懸念されています。

この問題は、都区内だけではなく、全国的に同様の傾向にあるといえます。

葬祭施設の新設にまつわる問題点

では、今のうちに公営で新しい葬祭施設や火葬場を作ればいいではないか、というふうには、単純に行かないのが、葬祭施設の新設です。

東京都の中心部では、すでに火葬場に使える場所がなく、新設はむずかしいです。
既存の火葬場が、併設の斎場で行われる葬儀だけではなく、公営、民営の斎場で行われる葬儀の火葬の需要も引き受けています。

東京都では、公営の火葬場は実は少なく、臨海斎場と、瑞江斎場のみです。

あとは、民営の火葬場でまかなわれていますが、公営と民営の価格差は大きく、特に経済的に予算が少ない方は、公営の火葬場の空きを待たざるを得ません。
火葬場の数自体では、民営を含めれば、周辺の自治体より多いのですが、人口も多く、あれば使えるかと言うと、そうはいかない場合が多いです。

公営の火葬場が少ない東京都内の葬儀費用は、近県よりも高くなる傾向があります。

今後も特に余裕のない高齢者の葬儀に関しては、問題が大きくなる予測です。

近隣住民の反対

火葬場の新設に関しては、住民の反対運動がかならず起こります。

火葬場だけではなく、新しい斎場、遺体安置施設でも同様に反対運動はありますが、火葬場は特に同意が取り付けにくい施設です。

土地の限られている都市中心部では、民家と近い位置にならざるを得ず、これから同意をとりつけるのは難しいです。

密集地を離れた関東圏の周辺部でも、持っている土地の地価の査定が下がるという理由で、難色を示す場合が多いです。

火葬場としても好適地と、住民の要望がかみ合うことはほとんどありません。

かならず必要だけれど、どこか他でやって欲しいと言う意見が、一般的な見解と言えます。
火葬場に対するイメージは、旧来のものを出ず、「死体を燃やすんでしょう」ですとか、「ケガレ」の概念により、反対され、忌避されることが多いです。

ですが、死は高齢化社会への変化により、身近な生活の一部になってきています。

また、どんな人にも、死は避けられません。

「近くは困る、他人の火葬はどこかでやって欲しい」と言う要望と、「自分が死んだら近くの便利な場所で安く火葬して欲しい」と言う要望は矛盾しています。
この相反するふたつの要望の結果が、葬儀難民問題といえましょう。

遺体を火葬することの物理的な問題については、技術の進歩により、匂いや煙、有害物質の問題は解消されています。
この点に関しては、大きな誤解があるのが現状です。

「陰気な場が近隣にできるのが困る」と言う意見も、誤解があるといえます。

昨今の斎場や火葬場は、葬祭施設の案内などを見ればわかりますように、旧来の施設よりも宗教色もなく、ホテルのロビーのようにきれいなところも多いです。

利用者に気遣いすると同時に、近隣の景観に影響を与えない配慮がされています。

「葬祭施設だからいや」、「火葬場だからいや」という感情的な意見もあります。
この中には、実際を知ることで解消されるものもあるでしょう。

住民側でも、火葬も含めた日常生活の延長としての死のありようを見直す必要がある時代になったといえましょう。

死ぬことと折り合ってゆくライフスタイルと環境の整備は、葬祭業者と、普段は葬儀にかかわらない潜在的な利用者の双方で考える問題です。

自治体の対応策

自治体が、火葬場を新設しようとするときに、候補地の選択からはじまり、住民との交渉、実地の建設も含めると、15年から20年規模の時間がかかるケースが多いです。
合意が得られず、建設までは行かない場合も多いです。

現行の葬祭施設、火葬場も、老朽化したものは施設の見直しも行われています。

炉の性能向上、施設の見直しで、近隣住民のメリットが向上するケースは多くあります。

全国規模で見ますと、火葬場と斎場の計画を、建設予定地の近隣住民の住環境の改善と同時に検討して、成功している自治体もあります。

生活道路を含めた道路整備、斎場利用のほかにも、住民の集会や文化活動にも考慮した施設を考える、葬祭施設の周辺を、公園として憩いの場を提供する、などです。

葬祭施設の新設が、住民にとって積極的なメリットになる施策をすることにより、住民と葬祭施設がうまく共存できるわけです。

火葬場は、喪の施設としての側面以外に、地域の公衆衛生を担う役割があります。

災害対策も視野に入れて考える必要があります。
関東圏では、特に東京都では、歴史的な経緯から民営の火葬場の割合が高いです。

リスク管理について、どこまで民間に任せていいか、と言う検討も、自治体では議論されています。

まとめ

葬儀や火葬は、実際に家族がなくなった場合や、親族の葬儀があった場合など、わが身のことになったとき以外は、忘れている方も多いです。
ですが、人生のしめくくりは、どなたにもやってきます。
そして、わが身が荼毘にふされるとき、それを行うのは、あなたの近くの大切な方々であることが多いでしょう。

お元気なうちに、ご家族やご親族とともに、「葬儀をどうするか」、「火葬の問題」に関心を持っておくのも、安心な最期のためにはいいことと言えるでしょう。

この記事を書いた人

古橋 篤(ふるはし あつし)

チームで支えるお葬式

数年前に父を亡くした時、東京葬儀にお葬式を依頼しました。
その時の担当プランナーに助けてもらったこと、東京葬儀の想いに共感したこともあって、今の自分がいます。

自身の経験から、お客様の負担、不安を取り除き、最後のお別れに想いを向けていただけるよう心がけております。

お客様の声をよく聞き、その想いを実現することが私の仕事だと考えます。

心に残ったこと

自分が育成したプランナーがご家族から「ありがとう」と言われている姿を見たときです。

しっかりとご家族とコミュニケーションをとり、提案し、一緒にひとつのお葬式を創り上げている姿をみたときは東京葬儀の想いが受け継がれていると嬉しい気持ちになりました。

出身:東京都

趣味:バレーボール、料理

好きな映画:「リトルダンサー」

好きな音楽:クラシック