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家族の宗派がバラバラ! こんなとき、どうすれば良い?

お葬式で問題になることの1つに「宗派」の問題があります。

家族といえども、結婚などでパートナーに合わせて宗教や宗派が変わってしまうこともあるでしょうし、子どもが成人して宗教や宗派を自発的に変えることもあるでしょう。

このように、家族の宗派がバラバラになってしまった場合、お葬式はどうすれば良いかをご紹介いたします。

日本のお葬式での宗派の種類とは?

日本の場合、お葬式と言えば、ほとんどが仏教式でとり行われます。

ちなみに仏教とは、紀元前5世紀頃にインドでブッダ(お釈迦様)の教説によって始まったとされています。
仏教にはインドから北方に伝わった「大乗仏教」と南方に伝わった「上座部仏教」があり、日本で仏教と呼ばれるものは大乗仏教に属しています。

そして、仏教の中にもさまざまな宗派が存在しているのです。

現在の日本にある仏教の宗派は、主に法相宗、華厳宗、律宗、天台宗(更に3派に分かれます)、真言宗(更に16派に分かれます)、日蓮宗、浄土宗(更に5派に分かれます)、浄土宗、浄土宗捨世派、西山浄土宗、浄土宗西山禅林寺派、浄土宗西山深草派、浄土真宗(更に10派に分かれます)、融通念佛宗、時宗、曹洞宗、臨済宗(更に14派に分かれます)、黄檗宗などです。

たとえば、浄土宗では、僧侶と参列者が一緒に念仏を唱える「念仏一会」を行います。
お焼香では抹香を額の高さまで掲げるのを1~3回行うという特徴があります。

また、日蓮宗では、死者を霊山浄土に導くことを目的としているので、南無妙法蓮華経を中心としたさまざまな仏や菩薩などの名前が書かれた十界曼荼羅を本尊に掲げるという特徴があり、お焼香では抹香を額の高さまで掲げるのを3回行うという決まりがあります。

その他にも、曹洞宗では、太鼓やハツと呼ばれるシンバルに似た東アジアの体鳴楽器を打ち鳴らす鼓三通(くはつさんつう)を行います。

お焼香は2回で、1回目は抹香を額の高さまで掲げますが、2回目は抹香を額の高さまで掲げません。お葬式の一部分を比較しても、このように全く違うのです。

また、キリスト教式にもカトリックとプロテスタントなどの宗派があり、宗派によってとり行う儀式が異なります。

宗派が違うということは、「死生観」が違うということです。
ですから、葬儀の手順も作法も異なりますし、タブーとされていることも異なります。

こんなにたくさんの宗派があれば、宗派がバラバラだとお葬式をとり行う際、いろいろと大変なのでは?と思われることでしょう。
しかし、この時、一番大切なのは、「故人の信仰」です。
まずは故人の信仰を最優先に考えてお葬式をとり行うと良いでしょう。

もちろん、ご遺族には複雑なお気持ちもあると思います。
ですが、お葬式とは故人のためにとり行うものですので、故人が送ってもらいたい方法で送ることが一番の供養になるのです。

家族の宗派がバラバラの場合、準備しておくと良いこととは?

家族の宗派がバラバラであるということを事前に知っているのであれば問題はないのですが、もし宗派についての話や自分が亡くなったときにどのようなお葬式をとり行ってほしいかなどを家族内できちんと話し合っていない場合、「エンディングノート」を活用すると良いでしょう。

もちろん、元気なうちに家族内でしっかりと話し合っておくのが一番良いのですが、なかなかそうもいかないといった場合、大変役に立ちます。
エンディングノートには、お葬式について記入する項目があるので、自分がどのような宗教に入り、どの宗派に属しているのかなど詳細に記入することが出来ます。

故人が亡くなったときに、事前に家族内で宗教や宗派について話をしていない場合は、エンディングノートがあるか確認をしてみましょう。

また、エンディングノートは何度でも書き換えることが可能ですし、簡単に手に入れることが出来ますから、家族のためにも用意しておくと良いかもしれません。
但し、法的拘束力はないので、その点だけ注意が必要です。

故人の宗派がわかったら、ご遺族はまずその宗派について知る必要があります。
と言っても、ご家族が亡くなって憔悴しきっているときに、そのようなことをわざわざ調べる気にはならないでしょう。

でも、故人はしっかり宗派に基づいて送ってあげたいと思うのでしたら、葬儀会社にきちんと宗派を伝えれば問題はありません。
基本的に葬儀会社はそれぞれの宗派に対応出来るようにしています。

もちろん、地域などによって、すぐに手配することが難しい場合もありますが、相談に乗ってくれることがほとんどですので、相談してみると良いでしょう。

このように、葬儀会社に任せてしまうのが一番簡単な方法ではあるのですが、仮に葬儀会社に頼まずお葬式をするといった場合は、手配しなければならないことなどが多く大変ですので、やはり、家族とは事前の話し合いの場を設けておくことが大切です。

また、自分の宗派に対応している葬儀会社が少ないといった場合は、自分で葬儀会社に生前サポートを依頼しておくのも1つの手です。

家族なのに宗派がバラバラの場合、どうすれば良い?

家族の宗派がバラバラの場合、さまざまな問題が予想されます。
たとえば、「家族の宗派がバラバラの場合、準備しておくと良いこととは?」でもご説明した通り、亡くなってから宗派を知るとなると、手配が大変になることが考えられます。

基本的に故人の信仰を最優先にするのが良いと考えられますが、場合によっては、お葬式は故人の信仰でとり行い、埋葬するときは他の家族の宗派の形式に則るという方法を取られる方もいらっしゃいます(たとえば、先に旦那様が亡くなった場合、旦那様の宗派でお葬式をとり行い、奥様の宗派で埋葬するなど)。

また、これとは少し違って、お葬式は無宗派でとり行い、埋葬するときは故人の信仰する宗派で行うといった方法もあります。
故人だけの意思を尊重するだけでなく、家族の意思も尊重した形であるとも言えるでしょう。

また、 お葬式の時間を区切って2部制でとり行うという方法もあります。
この場合、前半は故人の信仰している宗派でお葬式をとり行い、後半は無宗派やご遺族の宗派でのお葬式としてとり行うといった方法です。

但し、この場合ですと、時間が長くかかることや費用面でも負担が増えてしまうといったデメリットも考えられます。

他の方法としては、お通夜とお葬式を宗派によって分けるという方法です。

前述した2部制でとり行うという方法と近いのですが、お通夜では無宗派やご遺族の宗派でとり行い、お葬式は故人の信仰を尊重してその宗派でとり行うといった方法です。
ちなみに無宗派の場合ですと、故人の好きだった音楽を流す音楽葬など、さまざまなお葬式の形式を選ぶことが出来ます。

葬儀会社によっても多種多様に揃えていますし、相談すれば、いろいろな形式のお通夜やお葬式を提案してくれるはずなので、気軽に相談してみると良いでしょう。

また、宗派が違う場合、お焼香の回数が異なることが多いのですが、基宗派によっては、回数にこだわりのないこともありますので、基本的にご遺族が最初にお焼香をするのを見て、同じ回数を行えば、問題はないでしょう。

その他にも、お葬式をとり行う近くにに信仰している宗派のお寺がないことなども考えられます。
そういった場合は、別の宗派のお寺にお願いすることも可能なこともあります。

但し、お葬式のときの宗派とお墓を管理している宗派が異なると、お葬式のやり直しをせざるを得なくなったり、戒名を変えなければならなかったりすることもあるので、慎重に判断することが必要です。

このような状況になった場合、新たに金銭的な負担が増えてしまうので、その点はお通夜やお葬式をとり行う前にクリアにしておく必要があると言えるでしょう。

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この記事を書いた人

木南 健(きなみ たけし)

後悔を残さない最期を

数年前に父が急死した際、今の仕事に就いていればどれだけ母や兄妹の支えになれたのだろうと考えることがあります。
過去は変えることはできません。

あの日、抱いた悲しみや不安の根底にあったものは父をしっかり送ってあげたいという想いです。

同じように、大切な人との別れによる「悲しみ」「不安」を抱く方々の支えとなり、その根底にある「大切な想い」を形にするお手伝いができればと思っています。

心に残ったこと

まだ駆け出しの新人だったころ、お葬式が終わった後、喪主様に笑顔で力強く握手をされたことです。

期待にお応えできたんだと言葉以上に感じることができ、とても嬉しかったです。

出身:岡山県岡山市

趣味:弓道、読書

好きな映画:「サトラレ」

好きな音楽:BEGIN