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お葬式のかたち(宗教編2)神道葬儀について

神式のお葬式とは

神道の葬儀は、仏教との共通点も多いですが、別のものです。
日本土着の神道の教義に従って執り行われます。

通常、現代のものは「神社神道」をベースにした「神葬祭」をさしています。
神社本庁が全国の神社を包括しています。

神道と呼ばれるものには「教派神道」と言う別の宗派も存在します。

天理教や金光教などがそれにあたりますが、その場合は、個別の祭祀形式やマナーの違いを、個別に確認するのがいいでしょう。

神社神道では、故人は霊魂となり、守り神として遺族や子孫を守るものとされています。
祖先の霊も家にとどまるといわれています。

神道では、信者が亡くなることを「帰幽」と呼びます。
幽界へ帰るということですね。

氏神さまに故人が帰幽したことを伝えるとともに、祖霊のもとに無事に送り、守り神として、これから遺族や子孫を守ってくれるように、祀る儀式です。

神葬祭は、神職である斎主を中心に、副斎主、斎員といった神官が補助となって儀式を進めます。

神式での葬儀の注意点

神式では、仏教の仏具は使いませんので注意が必要です。
数珠は用いず、榊などを用います。

「ご冥福」「成仏」「供養」は仏教用語ですので、これも使いません。

香典の表書きは「御玉串料」か「御榊料」または「御霊前」としましょう。
弔事用袱紗や、小さな風呂敷に包んで、むきだしに扱わないようにしましょう。

神式では、供物は、魚や海産物、お酒、和菓子、果物や、米をはじめとする五穀を供えます。

供花は仏式と変わりません。白色や黄色の花がよいようです。

また、光るアクセサリーはいけませんので、真珠程度にしましょう。

神道では死をけがれと考えます。
なので葬儀祭祀に神社は使いません。

そのけがれを、祓って清める必要があると言う思想もあります。
それも神葬祭の目的のひとつです。

儀式は斎場か自宅で行われます。

神道の形式で葬儀をしたい場合、葬儀社に事前に相談すれば問題ありません。

産土神社が氏神さまになりますので、そちらの斎主さんの都合を聞いてください。

斎主から詳細を聞かれることもありますが、祭詞を作成するために必要なものなので、心配は要りません。

神道葬儀の概要

神道では、臨終のときとその後に、幾つかの宗教儀礼がありますが、この項では当日の式について記載します。

おおまかな神道葬儀の流れは以下です。

事前準備

「神棚封じ」と「帰幽奉告(きゆうほうこく)」は事前にすませます。

通夜祭

1.「御霊遷し(みたまうつし)」を夜間に行います。
斎場では、明かりを消して行います。
この時に「諡号(おくりな)」が贈られます。

2.明かりをつけ、御霊代に祭詞奏上、玉串を奉奠。

葬場祭

1.斎場設営

2.手水の儀

3.遺族、親族、世話役、参列者が入場し着席

4.斎主、斎員の入場

5.開祭の辞

6.斎主が修祓します

7.斎主が祭詞奏上します

8.斎員と楽員が誄歌(るいか)を奏楽します

9.弔辞を奉呈し、弔電も奉読します

10.玉串奉奠の儀 斎主、喪主、遺族、親族、の順で奉奠します

11.昇神の儀

12.斎主、斎員が退場

13.喪主や葬儀委員長が挨拶します

14.閉祭の辞

15.一般参列者の玉串奉奠

16.遺族、親族代表の挨拶

出棺祭

本来は、神道の出棺は夜にすることとされ、「出棺蔡の儀」も行われました。

現代では、斎場ですので省略されることが多いです。

1.出棺準備 ゆかりのもので霊柩車まで故人の棺を運ぶ。

2.出棺の挨拶

3.出棺

4.火葬場へ

喪主か遺族代表が参列者にお礼を述べるのは、メジャーな仏式と同様です。

「火葬蔡」に必要な諸々を持参して移動します。

火葬蔡

1.棺を安置して、神饌を備えます。

2.斎主による祭詞奏上

3.遺族による玉串奉奠と拝礼

4.火葬まち 待合で軽食やお茶を頂きつつ待ちます。

5.骨上げ

6.この後、斎場などへ戻ります。

埋葬蔡

本来の方法としては、神道では遺骨はそのまま埋葬します。

墓所に所定のしつらえをして、墓標を立て、祭詞朗誦、玉串奉奠、礼拝をします。

現代では手順が違いますが、ここに記載します。
忌明けの五十日祭と、あわせて行うことが多いようです。

帰家祭

現代では、自宅へ遺骨を持って戻ります。
「帰家修祓(きかしゅうばつ)」を行います。

1.門口での祓い、手水、清め塩

2.祭壇設置

3.御霊代、遺骨、遺影を安置

4.お花、神饌、お榊、祭具を供える

5.祭詞奏上、玉串奉奠

6.霊前に神葬祭の終了を奉告

直会

お世話になった神職、世話役、関係者の労をねぎらう会食です。

神葬祭では、喪家での火の使用は忌みごとですから、仕出しで用意します。
魚肉は食べて良いです。

同じものを霊前に供えます。

お神酒や神饌を頂き、身を清め、平常に戻る意味合いもあります。

神道特有のマナー

お榊のささげかた

神道式の葬儀では、お焼香ではなく「玉串奉奠(たまぐしほうてん)」が行われます。

お榊に四手(幣ともいいます。神社でごらんになる白い紙の飾りのようなものです)をつけた玉串は、神様が宿るといわれます。

奉奠の順番になりましたら、祭壇へ進み、まずご遺族に会釈をします。

次に神官の前へ出て一礼をし、両手で玉串を受け取りましょう。

玉串は、左手のほうが枝の先になるようにもちます。

左手は下から、玉串を捧げもつように手のひらに載せます。
右手は、根元を上から包むように、手の甲が天井を向く形で持ちましょう。

玉串案(台です)の前で祭壇に一礼し、玉串を時計回しに半周回します。

右手側を手前にして、玉串を根元を体側に来るようにします。
根元を左手に持ち替えます。手を入れ替える感じです。

再度、時計回しに半周し、根元を祭壇側にして、奉奠します。

二歩ほど引き、二礼、二拍手(忍手で、音を立てずに)一礼して、祭壇前から下がり、神官と遺族に会釈して着席します。

手水の扱い

神道の葬儀には「手水の儀」と言う独自の儀式があります。

通夜祭、葬儀の前に、身を清めるためのものと理解するとわかりやすいですね。

手桶とひしゃくが用意されていますので、扱いを記載します。

右手でひしゃくの柄を持ちます。
水を汲み左手にかけて清めます。
次は右手を清めます。

次に左手に水を受け、軽く口をすすぎます。
うがいではないので水は少しで良いです、飲まないようにしましょう。

最後に、懐紙を渡されますので、口元と手を拭いてください。

神式独特の作法

一般の方では、さほど神経質になることはないと思われますが、
基本的には、神様のいらっしゃるほうにお尻を向けないのが、神道の作法です。

祭壇と通路中央がより尊いので、通路中央側へ顔を向ける方向へ回り、振り返ります。

この記事を書いた人

齋藤 親(さいとう しん)

お葬式は家族を知る場面

数年前、祖母が亡くなった時、普段仕事ばかりしている母が、祖母に対し心から感謝の言葉を伝えていたこと。

今まで涙を見せることのなかった兄が人目を気にせず泣いていたこと。
家族の中でも様々な想いがあることを知りました。

そのときの気持ちを忘れずに、ご家族一人一人を、笑顔にできるよう心がけております。

心に残ったこと

お父様のお葬式を終えたご家族が「たくさんの人からお父さんの話を聞けて、色んなお父さんを知ることができました。

家族葬か一般葬で悩んでいましたが、私たちの話を聞いて、一般葬をオススメしてくれた齋藤さんのおかげです」と言っていただけたことが心に残っています。

出身:茨城県つくば市

趣味:釣り、ボルダリング

好きな映画:「天空の城ラピュタ」

好きな音楽:山崎まさよし