投稿日:2017-02-01 更新日:2017-07-18

はじめてでわからないことが多すぎる!葬式をあげるための手配と流れ

01

喪主を務めることは、人生で数えるくらいしかありません。葬儀社のサポートを受けながら務めていくことになりますが、全体の流れをあらかじめ知っておくとより安心です。

葬式をあげるための手配と流れについてご紹介しましょう。

搬送先を決め、葬儀社に連絡

病院で亡くなると、多くの場合は長く霊安室に安置することができません。病院側からは、なるべく早く移動するよう促されるでしょう。

自宅へ安置させるか、葬儀社の安置室などへ移動させるかを決め、葬儀社へ連絡します。

自宅で亡くなった場合はかかりつけ医へ連絡を取り、かかりつけ医がいない場合は警察へ連絡することになります。突然死の場合は、検分に時間がかかることもあります。どのタイミングで葬儀社へ連絡するかは、かかりつけ医や警察に相談しましょう。

いち早く駆けつけてほしい親族と菩提寺に連絡

安置場所の住所が確認できたら、まだ来ていない故人の子や兄弟といった近い親族に臨終を告げ、安置場所を知らせましょう。

通夜や葬儀に来てくれればよいような友人などには、葬儀日程が決まってから連絡することにし、ひとまずは駆けつけてほしい人たちを優先に連絡します。

なお、決まった菩提寺がある場合は、住職に連絡を取らなければなりません。安置場所を伝えれば、枕経に来てくれるでしょう。

枕経に来られない場合は、通夜や葬儀の日程をすぐ決められるよう、直近で都合の悪い日取りを聞いておきましょう。

葬儀社と打ち合わせ

安置場所へ故人を休ませたら、葬儀社との打ち合わせが始まります。通夜と葬儀の日程を、火葬場や葬儀ホールの空き状況と照らし合わせながら決定しますが、このとき大事なのが参列者の人数と予算感です。

50人しか入らない会場に200人が殺到する、300人規模の会場に10数人しか集まらないなどといったことがあると、トラブルのもとになってしまいます。

ざっくりとで構わないので、親族・友人・仕事関係など、葬儀参列者の人数を把握して話をすすめましょう。

また、葬儀の費用はまとまった金額になることが多く、仏式葬儀の場合はお布施のことも頭に入れなければなりません。葬儀社が提案するプランが自分の予算感に見合うかどうかをよく検討しましょう。

通夜・葬儀日程の知らせと弔辞のお願い

02

日程と会場が決まったら、ハガキを手渡す、FAX、電話とメールといった手段で知らせをしていきます。親族・友人・仕事関係などに手分けしておこないましょう。弔辞をお願いしたい人がいる場合は、知らせと同時に依頼できるとスムーズです。

知らせが終わったら、最終的に参列者がどの程度の人数になるかを葬儀社に知らせましょう。香典返しや料理を過不足なく手配するためです。

遺影や副葬品、喪主のあいさつや服装、持ち物などの準備

葬儀社との打ち合わせが済み、知らせを済ませたら、次は自分たちの準備をしなければなりません。

遺影にするための写真を選んで葬儀社に渡し、納棺時に棺に入れてあげたいものを揃えます。お孫さんなどがいる場合は、お手紙を持たせるのもいいでしょう。

また、家族の礼服と靴、バッグなどが揃っているかどうかをチェックします。弔電が届いたら、そのつど読んでほしい順に揃えておくと、葬儀当日に慌てることがありません。

ものの準備ができたら、次は心の準備をします。喪主あいさつを用意しましょう。葬儀社から渡される例文に、何かひとつでも故人らしいエピソードなどを加え、会葬者への感謝を伝えるのがコツです。

納棺

通夜当日の夕方までに、納棺をおこないます。近親者が立ち会い、着替えやメイクを済ませたあと、布団から棺に移動します。

このとき、準備しておいた副葬品を棺へ入れることになります。

通夜

係員の指示にもよりますが、遺族は通夜が始まる1時間ほど前までに会場へ到着し、供花の順番などをチェックしたあと、会葬者を迎えます。

香典を受ける場合は、受付に何名か立たせることになるでしょう。遠い親族や友人など、通夜に参列できなくともあまり支障がない人を選びます。お金を扱わせるため、信頼感も大事です。

通夜は僧侶の入場から始まり、読経、焼香、喪主のあいさつ、僧侶の退場と進行します。所要時間はおよそ40分から1時間程度で、会葬者の人数により前後します。

通夜のあとは、会葬者を交えての通夜ぶるまいとなります。喪主側は会葬者にお酒を注ぐなどしながら故人についての話をし、2時間程度で終了するのが一般的です。

葬儀

葬儀の日も、通夜と同様、遺族は開式1時間ほど前から会場で参列者を待ちます。流れは通夜とさほど変わりませんが、読経のあとに弔辞と弔電紹介があります。

弔電紹介時にお名前を間違えると失礼にあたるため、開式までに確認しておきましょう。

出棺・火葬

葬儀後、棺を開けて最後のお別れがなされます。一人ひとりが花を一輪ずつ持ち、故人の顔のまわりに納めてお別れを告げたあと、出棺のとき間に合わせて蓋が閉められます。

親族の男性らが棺に手を添え、霊柩車まで運んだら出棺となります。

親族らはバスに乗って霊柩車の後ろにしたがい、火葬場へ向かいます。火葬場では、一人ひとりが焼香したあとに棺が炉へ入り、火入れがおこなわれます。

その後は、火葬場の設備によっては精進落としまで済ませることもあるでしょう。控室が狭いような場合は、主だった遺族だけが残り、他はいったん式場へ引き上げることになります。

収骨・精進落とし

火入れからおよそ1時間~1時間半で収骨となり、長い箸を使って遺骨を骨壺へ納めます。精進落としを済ませていない場合は、式場まで戻って骨壺を遺影とともに会場へ飾り、精進落としを始めます。

精進落としは、2時間から、長くても3時間程度で終了となります。

おわりに

葬儀は、亡くなってから早ければ3日、遅くとも1週間程度のうちに執りおこなわれます。短い間にしなければならないことがたくさん詰まっているため、できることは生前のうちから整えておくとスムーズです。

生前のうちにできることとは、たとえば参列者のリストアップ、遺影の選択、葬儀社への相談による見積もり入手などが考えられます。

いざというとき慌てないために必要なことと考え、まずは気軽に葬儀社へ相談してみましょう。

この記事を書いた人

okuyama

奥山 晶子(おくやま しょうこ)

山形県生まれ。冠婚葬祭互助会で2年間働いた後、出版業に従事。出版社の社員時代に日本初の喪主向け葬儀実用誌『フリースタイルなお別れざっし 葬』を発行(不定期)。以後、葬儀や墓について執筆するライターへ。

著書に「葬式プランナーまどかのお弔いファイル」(文藝春秋)、「終活」バイブル 親子で考える葬儀と墓 (中公新書ラクレ)などがある。2013年より2年間、「NPO法人葬送の自由をすすめる会」の理事を務める。

東京葬儀
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

コメントを残す

葬儀に関するお問い合わせはこちらから(24時間・携帯OK)