【東京葬儀】「ちょうどいい家族葬」専門店

事前に心構えをするために。お葬式をあげるときの1日の流れについて

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お葬式は、参列者のときには何となく流れに身をまかせたという経験もあるかと思いますが、喪主となるとそうはいきません。

お葬式をあげるときの1日の流れを知っておけば、いざ喪主となったときもアタフタしません。落ち着いて大事な人を見送れるよう、事前にチェックしておきましょう。

朝は早く起きて身支度を済ませる

前日、通夜のあと遅くまで起きていたような場合には辛いことですが、多くの遺族が6時か7時ごろまでに起床し、身支度を整え始めることになるでしょう。

とくに喪服を着る女性はヘアスタイルを整え、着付けをする必要がありますから、場合によってはかなりの早起きになります。

朝食を食べたあと、整髪して身だしなみを整え、礼服に袖を通します。通夜と同じ服装であれば、焼香の灰がついていないか、靴に泥がついていないかなどを確認しましょう。

数珠、黒地のハンカチ、喪主の場合はお布施と喪主あいさつの原稿を忘れてはいけません。

葬儀の1時間前には会場入りをして弔電の順番を確認

葬儀開式が10時であれば、遺族は9時ごろまでには会場入りすることになります。

供花が通夜のときよりも増えたような場合には、順番の入れ替えがあれば指示を出します。また、弔電を読み上げてもらう順番を揃え、読みづらい名前にはふりがなを振っておくと安心です。

受付を整える

遠い親戚や友人などに受付をお願いする場合は、参列者が到着する前に持ち場についていてもらわなければなりません。

香典返しを渡すだけで良いか、計算までやってもらうか、集まった香典を喪主へ受け渡すタイミングはどうするかなどを打ち合わせましょう。

住職、弔辞者にあいさつ

開式30分前ほどになると、参列者が集まり始めるでしょう。住職や弔辞者を見かけたら、喪主側から積極的にあいさつし、感謝の言葉を述べるようにしたいものです。

焼香方法やあいさつ時のふるまいを確認

開式20分前ほどになると、担当者によって焼香や喪主あいさつ時の作法を手ほどきされると思います。

あるいは、昨日の通夜とほとんど同じだからと詳細は省かれるかもしれません。不明点がある場合は、遠慮せずどんどん質問してください。

葬儀

僧侶が入堂してきて、葬儀開式となります。10分から15分ほどの読経のあと、弔辞・弔電の時間が設けられます。

その後、宗派にもよりますが、引導が渡されます。引導のあとに喪主焼香があり、親族、参列者の焼香と続き、喪主のあいさつとなります。僧侶が退堂し、司会により閉式が告げられます。

開式から閉式まで、およそ40分から1時間程度です。会葬者が多くなれば焼香の時間が長くとられ、もっと長丁場になることでしょう。

僧侶が火葬まで同行しないような場合は、閉式したら忘れずに僧侶へお布施を渡します。控え室を訪ね、感謝の言葉とともにお布施を渡しましょう。

火葬場、精進落としにまで僧侶が参加してくれるような場合は、どのタイミングで渡すのが適当か、担当者に尋ねます。

棺を開けてのお別れ

閉式後、出棺までの間は棺の蓋が開かれ、最後のお別れをすることになります。供花などから抜かれた花を参列者がめいめい持って、別れの言葉を告げながら故人の顔まわりに添えます。

葬儀社によっては、棺に入れるための寄せ書き用の色紙が回されることもあるでしょう。

出棺

出棺の時間となったら、棺の蓋が閉じられ、親族の男性たちが手を添えて棺を霊柩車まで運んでいきます。一般の参列者は合掌して見送り、親族だけがバスで火葬場へ向かうことになるでしょう。

係員が指示してくれますが、遺影、骨壺、埋葬許可証を忘れないようにしましょう。

火葬

火葬場に到着したら、棺をいったん炉前に下ろし、一人ひとり焼香します。火葬場によってはもう一度棺を開け、お別れをするかもしれません。

定刻とならなくても、お別れが済んでいれば火入れとなることがほとんどです。

収骨・精進落とし

飲食会場が併設されている火葬場であれば、収骨までの間に精進落としをする場合が多いでしょう。

そうではなく、控え室にも余裕がない場合は、収骨に参加する親族だけを残して他の親族は葬儀式場などへ戻り、待機します。

火入れから1時間~1時間半ほどで収骨となり、長い箸で遺骨をつまんで骨壺へ移します。そ

の後、葬儀式場へバスで戻り、精進落としをおこないます。精進落としは、2時間から長くとも3時間程度で終了です。

帰宅・後飾り

精進落としが済んだあと、遺族は遺影と骨壺を持って自宅へ戻ります。四九日の納骨まで、骨壺は家で供養することになります。

多くの場合は、葬儀社の担当者が後飾り段と呼ばれる簡易的な祭壇を持参するでしょう。

後飾り段は段ボールでできた祭壇に白い布をかぶせたもので、納骨までの間はそこへ遺影と骨壺、供物、弔電などを飾って故人を祀ります。

おわりに

ここにあげた葬儀の1日は一般的な流れであり、地域によって風習はさまざまです。また、家の都合などにより、納骨をその日のうちに終えてしまうようなケースもあるでしょう。

書き並べると忙しい1日のように思えるかもしれませんが、葬儀の前日までに段取りを終えておけば、あとは流れを追うだけです。

気負わず堂々とふるまえるよう、事前に全体像をつかんでおきましょう。

この記事を書いた人

奥山 晶子(おくやま しょうこ)

山形県生まれ。冠婚葬祭互助会で2年間働いた後、出版業に従事。出版社の社員時代に日本初の喪主向け葬儀実用誌『フリースタイルなお別れざっし 葬』を発行(不定期)。以後、葬儀や墓について執筆するライターへ。

著書に「葬式プランナーまどかのお弔いファイル」(文藝春秋)、「終活」バイブル 親子で考える葬儀と墓 (中公新書ラクレ)などがある。2013年より2年間、「NPO法人葬送の自由をすすめる会」の理事を務める。