【東京葬儀】「ちょうどいい家族葬」専門店

一般葬、家族葬、密葬、お別れ会etc…葬儀の種類15個を解説

葬儀の種類はたくさんあるように見えるけど……

葬儀の種類は、その規模と施主の立場、そして宗教で決まります。

一昔前までは葬儀といえば「仏式」の「一般葬」が主でしたが、最近はバリエーションが増え、葬儀のお知らせを受け取ったときに形式や宗教を確認する必要が出てきました。

なんの前知識もなく「当葬儀は自由葬形式の家族葬です」「本葬は○○社との合同葬にて執り行います」などといわれると、頭が混乱してしまいがちです。各分類による葬儀の種類を紹介します。

規模による分類

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宗教に関わらず、葬儀に参列する人数や縁の深さによって、以下のように分類されます。

一般葬

血縁、地縁、社縁など、故人に縁ある人たちすべてを会葬の対象にするのが一般葬です。

故人のつきあいの範囲や喪主の職業などにより全体の会葬者数は違ってきますが、100人以上の参列者が訪れるのが一般的です。

家族葬

血縁を中心とした縁の濃い人たちだけで葬儀を営むのが家族葬です。多くは一般葬よりも参列者がぐっと減ります。30人から50人程度の式が多いでしょう。

直葬

葬儀を行わず、火葬場でのお別れのみとするのが直葬です。親族のなかでも親しい人だけが出棺や火葬に訪れるのが特徴で、10人から多くても20人程度となるでしょう。

密葬

喪主や故人が著名人の場合、きちんとした葬儀の段取りをするには火葬までの日数が足りません。

大規模な葬儀の前に、日程を公表せずに近しい家族などだけでひとまず行う小さな葬儀を密葬といいます。密葬は、本葬があることが前提です。

本葬

密葬の後、四九日などに合わせて行われる規模の大きな葬儀が本葬です。

有名人のお別れ会などの場合、先に縁者らが本葬を終わらせ、その後にファンらが参列できるお別れ会が営まれる場合もあります。

施主の立場による分類

遺族の代表である喪主と、金銭面を負担する施主が違う場合、葬儀の名称が変わります。

これらの葬儀に対し、喪主と施主が同じである一般的な葬儀を「個人葬」と呼ぶ場合もありますが、それほど普及している用語ではなく、ただ社葬や合同葬との比較が必要なときに使われます。

社葬

社葬は、葬儀の費用を企業が負担する葬儀のことです。この場合、喪主は故人の子や配偶者など遺族ですが、施主が会社側ということになります。

会社の代表や多大な貢献をした社員などが亡くなったとき、家族と相談のうえ営まれます。

合同葬

合同葬は、葬儀に関わる金銭面を遺族側と会社側が折半する葬儀のことです。この場合、喪主は遺族、施主は会社と遺族ということになります。

なお、複数の企業が合同で行う場合も「合同葬」と呼ばれます。

形式による分類

葬儀の形式とは、宗教・宗派によって違う葬儀の型のことです。それぞれお礼や香典の表書きが違うため、合わせてご紹介します。

仏式葬儀

仏式葬儀は、仏教の儀式に則った葬儀のことです。喪主から僧侶へのお礼は「御布施」とします。

香典には蓮の花が描かれた、または無地の不祝儀袋を使い、浄土真宗の場合は「御仏前」、浄土真宗以外の宗派の場合は「御霊前」とします。宗派がわからなければ「御香典」でも構いません。

神葬祭

神葬祭は、神式の葬儀のことです。喪主から祭主へのお礼は「御祭祀料」「御初穂料」などとします。香典には無地の不祝儀袋に「御玉串料」と書きます。

葬儀ミサ

葬儀ミサは、カトリックの葬儀のことです。喪主から神父へのお礼は「ミサ謝礼」「御礼」などとします。

香典には右肩に十字架がつき、百合の花が描かれた不祝儀袋か、シンプルな無地の封筒を選びましょう。白黒の水引はつけません。香典の表書きは「御花料」とします。

葬送式

葬送式は、プロテスタントの葬儀のことです。喪主から牧師へのお礼は「献金」「御礼」などとします。香典の表書きや香典袋はカトリック同様にします。

無宗教葬(自由葬)

無宗教葬は、宗教に則った儀式を行わない葬儀のことです。

なかでも、故人の気に入っていた音楽を生演奏するといった音楽的な演出が主な葬儀を「音楽葬」と呼びます。ほか、故人の思い出のDVDや友人スピーチが主となるなど、形式は自由です。

自由葬とも呼ばれます。

香典の表書きにも、決まった形式はありません。「御花料」や「御香典」が無難とされます。

告別式

告別式とは、宗教儀式ではなく、縁者が故人を偲ぶ式のことです。無宗教と同じような印象ですが、若干意味合いが違います。

一般的に「葬儀」と呼ばれるものには、宗教儀式と告別式が混在しています。単純にいえば、お経が読まれる間が「葬儀」、弔辞や焼香が行われる間は「告別式」です。

ただ、地域によっては習慣から葬儀のことを「告別式」という場合もあります。告別式の意味には、こうした揺らぎがあるということを認識しておきましょう。

時期による分類

通常、葬儀は火葬の前後に営まれますが、それ以外の時期に行われるものもあります。火葬を伴わない葬儀の種類を紹介します。

生前葬

生きている間に済ませる葬儀を、生前葬といいます。本来故人であるところの主役が、一切を自由に演出できるうえ、お世話になった人々に直接感謝の言葉を伝えることができます。ただ、タイミングが難しいところです。

お別れ会(偲ぶ会)

著名人や功績者などが、近親者での葬儀を済ませた後にお別れ会を行っているのを、メディアで見たことのある人は多いでしょう。

一般に、お別れ会や偲ぶ会は、荼毘に付した後に一定の期間を経て行われます。四九日や1周忌をめどに行う場合が多いですが、いつ行うかに決まりはありません。「偲ぶ会」の名称で何度も行われることもあります。

おわりに

葬儀には、以上のように様々な種類があります。お知らせ状が届いたら、どのように営まれるかを確認し、そのつど最適な対応ができるようにしましょう。

この記事を書いた人

奥山 晶子(おくやま しょうこ)

山形県生まれ。冠婚葬祭互助会で2年間働いた後、出版業に従事。出版社の社員時代に日本初の喪主向け葬儀実用誌『フリースタイルなお別れざっし 葬』を発行(不定期)。以後、葬儀や墓について執筆するライターへ。

著書に「葬式プランナーまどかのお弔いファイル」(文藝春秋)、「終活」バイブル 親子で考える葬儀と墓 (中公新書ラクレ)などがある。2013年より2年間、「NPO法人葬送の自由をすすめる会」の理事を務める。