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社会人なら必ず知っておきたい葬儀に関する用語14個

葬儀の席では、日常生活を送るうえであまり聞いたことのない言葉に遭遇することがあります。一方で、社会人になったら、マナーとしてそれぞれの言葉の意味をきちんと知っておきたいものです。

葬儀に関する用語の意味を、それぞれ簡潔にまとめました。

葬儀や法要に関する用語は正しく理解しておこう

例えば一周忌は「亡くなってから1年後の命日の意味で、その日にあわせて法要が行われる」と知っている人は多いでしょう。

では、三回忌はどうでしょうか。単純に考えれば、3年後の命日のことと捉えがちです。

しかし、実際には2年後の命日のことを三回忌と呼びます。亡くなった日を1回目の忌日と考えるからです。

「3回忌は3年目」と誤解したまま過ごし、2年目の命日の直前に親族から指摘され、あわてて法要の準備をしたという例はいくつも耳にします。

自分が喪主や参列客になった場合のことを想定して、行動に影響するような用語はあらかじめ理解しておきましょう。

社会人なら知っておきたい葬儀に関する用語14個

弔問

遺族の家を訪ね、お悔やみをいうことを弔問といいます。使うタイミングは、葬儀の前でも後でも構いません。

通夜に訪れることを、弔問ということもあります。

菩提寺

墓や位牌があるお寺のことです。この菩提寺が葬儀を執り行います。浄土真宗の場合は「手次、手継(てつぎ)」と呼ばれることがあります。

とくに「自分の家の菩提寺」という意味で「檀那寺」と呼ぶこともあります。

檀家

そのお寺に墓や位牌があり、お布施によってお寺の維持をする家のことです。菩提寺があれば、「自分はそのお寺の檀家だ」といえます。

住職

お寺の主となっている僧侶のことです。檀家が葬儀をはじめとした法要を行う際は、この住職が儀式の一切を取り仕切ります。

導師

葬儀を、中心となって行ってくれる僧侶のことです。寺の檀家となっている場合、たいていは菩提寺の住職が導師となります。

会葬・参列

どちらもも葬儀に参加するという意味です。「会葬」は、どちらかといえば、喪主側が葬儀に来てくれた人に対し「ご会葬ありがとうございます」などというときに使われます。

葬儀に訪れた側は「○○さんのお葬式に参列しました」と、「参列」を使うことが多いでしょう。ただ、厳密な違いはありません。

通夜ぶるまい

通夜の式の後に振る舞われる料理のことです。多くの地域では、通夜に訪れた人はできるだけ通夜ぶるまいに参加し、料理に箸をつけて故人を偲ぶことが礼儀とされます。ただ、長居はしないのがマナーです。

精進落とし

葬儀の後に振る舞われる料理のことです。親族や葬儀を手伝った人など、故人との縁が濃い人たちによって行われます。

招待券が配られることもありますが、火葬や収骨、葬儀後の初七日法要まで参加するか否かが出席の目安となります。

本来、精進落としは四九日に行われる食事のことです。親類に不幸があると、しばらく肉や魚、酒を自粛して精進料理を食べ、忌明けとなる四九日目に通常の食事に戻すことを、精進落としといいました。

しかし今では、葬儀の日に済ませることが一般的になりました。

お斎(おとき)

とくに神葬祭(神式での葬儀)や浄土真宗、また地域によっては、「精進落とし」のかわりに「お斎」と呼びます。本来、「お斎」は葬儀に限らず法事や法要の後の食事の意味です。

葬儀の際、「精進落とし」と呼ばずになぜ「お斎」と呼ぶのかというと、宗教上の考えの違いによるところが大きいといえるでしょう。

肉や魚を控える「精進」は仏教的な意味合いがあるため、神式では使いません。また、浄土真宗では本来、物忌みの思想がないため、精進料理もまたありません。

斎場

葬儀場のことを斎場といいます。火葬場が併設されているかどうかは意味に含みませんが、葬儀場を併設した火葬場には「○○斎場」という名前の施設が多いため、火葬場兼葬儀場のことを思い浮かべる人も多いでしょう。

たんに火葬場のことを斎場と呼ぶ地域もあり、この言葉を聞いたらどの意味なのか尋ねることが重要です。

香典返し

香典のお礼として渡される返礼品のことです。ひとまず通夜や葬儀の当日、受付の場で香典と引き換えに渡される香典返しを「当日返し」「即返し」と呼びます。

「香典返しは半返し」といわれ、香典の半額程度の品物をお返しするのが一般的です。

「当日返し」や「即返し」が香典の中身と見合わなければ、四九日に合わせて追加の香典返しが贈られます。また、香典返しに対する返礼はタブーとされていますので注意してください。

粗供養

香典返しと同じ意味です。西日本地区で多く使われます。

忌中

亡くなった日から四九日までを忌中と呼びます。親族らはお祝い事や家の新築を避け、神社への参拝などをせず静かに暮らします。神葬祭やキリスト式であれば五十日祭までの50日が忌中とされます。

喪中

亡くなった日から1年を喪中と呼びます。過ごし方は忌中と変わりませんが、現代では、どうしても避けられない慶事などへの参加は柔軟に考えるべきとする人は少なくありません。

ただ、新年の寿ぎ(ことほぎ)は行わず、年賀状は避けて喪中はがきを出し、初詣や年始のあいさつも控えるところは、昔と変わっていません。

おわりに

以上、葬儀に関する用語を解説しました。紛らわしい用語ばかりかもしれませんが、いざというときに漠然とでも意味を思い出せれば、社会人としてふさわしい振る舞いができるでしょう。

マナーに長けた大人を目指してくださいね!

この記事を書いた人

奥山 晶子(おくやま しょうこ)

山形県生まれ。冠婚葬祭互助会で2年間働いた後、出版業に従事。出版社の社員時代に日本初の喪主向け葬儀実用誌『フリースタイルなお別れざっし 葬』を発行(不定期)。以後、葬儀や墓について執筆するライターへ。

著書に「葬式プランナーまどかのお弔いファイル」(文藝春秋)、「終活」バイブル 親子で考える葬儀と墓 (中公新書ラクレ)などがある。2013年より2年間、「NPO法人葬送の自由をすすめる会」の理事を務める。