葬儀社の仕事ってどんなもの?ちょっと気になる葬儀のお仕事
あなたは葬儀社についてどんなイメージを持っていますか?
最近では「終活」なども世間で浸透してきているので、一昔前よりは注目される業界になりましたね。
しかし、「葬儀社は人の死を商売にしている仕事だ」という言葉を今でもよく聞きます。
今回は、よく耳にする葬儀社についての疑問について解説を交えながらお答えしていきます。
どんな時でも対応してくれるの?
現在の日本では、ほとんどの方が病院で最後の時を迎えます。
当然ではありますが、人の死は時間を選ぶことはできないので、夜中に息を引き取る方も多くいらっしゃいます。
もしもの時、どうしたらいいか分からないという方もかなりいらっしゃるのではないでしょうか。
ほとんどの葬儀社は、24時間365日、いつでも対応をしてくれます。
すでに依頼する会社が決まっている方は、まずは葬儀社に連絡をしてください。
よほどのことがない限り迅速に対応してくれるでしょう。
しかし、急にお亡くなりになった場合だと、その時になって慌てて葬儀社を探される方もいらっしゃいます。
病院からできるだけ早く移動してくれと言われてしまうこともあるので、焦って選んだ葬儀社とトラブルになったという話もよく聞きます。
トラブルを避けるためにも、不安のある方は一度葬儀社に相談してみてはいかがでしょうか。
電話の対応だけでも、信頼できるかどうかの判断材料になります。
万一の際に慌てないためにも、余裕を持った準備を心掛けたいですね。
葬儀社に対する偏見
葬儀社は、時には偏見の目で見られることがあります。
日本古来の考えの一つにも「死は穢れ」という教えが根強く、特に年配の方は葬儀社というだけで嫌がる人もいます。
人が嫌がる仕事というイメージも強く、不信感からか時には厳しいお言葉を浴びせられることもあります。
葬儀社に対してマイナスのイメージを持たれている方は、まだ多くいらっしゃるのではないでしょうか。
そんな方の多くは、今まで身内の葬儀に関わった事のない方や、悪い葬儀屋に頼んで嫌な思いをした方がほとんどではないかと思います。
一度近しい方のお式を経験された方の多くは、葬儀社に対するマイナスイメージは少なくなったのではないでしょうか。
ほとんどの葬儀社さんは誇りと使命感をもって働いています。
ただ、中には「悪いイメージ」そのままの葬儀社さんもあるので、ここなら任せられると思える会社を探していきましょう。
葬儀社の仕事って?
葬儀社の仕事と聞いて、皆さんは何を思い浮かべるでしょうか。
映画でも話題になった「おくりびと」を思い浮かべる方も方も多いのではないでしょうか。
厳密にいうと、「おくりびと」と「葬儀社」は全く違う仕事です。
葬儀社はお葬式に関わることを取りまとめる総合職のようなものですが、おくりびとと呼ばれる方は「納棺師」という専門職です。
総合職といっても、すべての事柄を一つの会社が行うわけではありません。
お葬式専門のお花屋さんや、引き出物を専門に扱うお返し物屋さん、おもてなしのための料理を提供する仕出しの料理屋さんなど、様々な専門家と連携することでお葬式は作られます。
葬儀社の仕事は、各協力会社さんを取りまとめて、ご家族様の要望に合わせてお葬式をプロデュースすることが主な内容となります。
また、当然ではありますが、ご家族様と打ち合わせを行い、密に関わっていくのも葬儀社です。
信頼できる会社を探し出すことは大前提ですが、さらにその上で、相性のいい、感じの良い担当者にお願いしたいところです。
まとめ
いかがでしょうか。
あまり関わることのない業種なので、意外に思うこともあったかもしれません。
余談ですが、良い葬儀社だからといって、そこで勤めている人全員がいい人とは限らないことは覚えておいて欲しいです。
葬儀社や葬儀プランが良くても、担当者が「人として合わない」こともあり得ます。
葬儀社を探される際は、どんな人が対応してくれるのか見極めることも重要な要素です。
この記事を書いた人
齋藤 親(さいとう しん)
お葬式は家族を知る場面
数年前、祖母が亡くなった時、普段仕事ばかりしている母が、祖母に対し心から感謝の言葉を伝えていたこと。
今まで涙を見せることのなかった兄が人目を気にせず泣いていたこと。
家族の中でも様々な想いがあることを知りました。
そのときの気持ちを忘れずに、ご家族一人一人を、笑顔にできるよう心がけております。
心に残ったこと
お父様のお葬式を終えたご家族が「たくさんの人からお父さんの話を聞けて、色んなお父さんを知ることができました。
家族葬か一般葬で悩んでいましたが、私たちの話を聞いて、一般葬をオススメしてくれた齋藤さんのおかげです」と言っていただけたことが心に残っています。
出身:茨城県つくば市
趣味:釣り、ボルダリング
好きな映画:「天空の城ラピュタ」
好きな音楽:山崎まさよし