【東京葬儀】「ちょうどいい家族葬」専門店

お葬式にむけてラストメイク~病院で行うメイクとの違い~

今から60年前まで8割以上の方の死に場所「自宅」でした。

最近では、全体の約8割の方が「病院」で亡くなる時代になりました。

それに合わせて、死に化粧といわれるメイクの在り方も変化してきました。

今回は亡くなった直後におこなうメイクと、お葬式にむけておこなうメイクの違いを紹介したいと思います。

「メイクはメイク、同じなんじゃないの?」と言われる方もいらっしゃいますが、私の個人的な意見では、かなり違います。

この違いを知ると、お葬式の価値が変わってくると思います。

これから、お葬式の喪主を務める予定の方は必見ですよ。

なお、これから説明にあたって、具体的な表現がでてきますが、ご了承ください。

病院でのメイク【エンゼルケア】

病院では、亡くなった方に対して、看護師さんたちが病院から出発する準備をしてくれます。

「エンゼルケア」と呼ばれているもので、点滴や医療器具を取り外し、全身をアルコール綿で拭いてきれいにしたり、これからの移動に向けて鼻や口などに綿を詰めるなどの処置を行います。

最近は、男女関係なく化粧をしてくれる病院も増えました。

病院のエンゼルケアは、お葬式に向けてではなく、感染予防対策としての意味合いが強いです。

プロの納棺師による【ラストメイク】

病院のエンゼルケアとの大きな違いとして、「復元」があります。

復元とは、長期の入院生活などにより痩せてしまったほほに綿などをお入れして生前の元気だった頃のお姿に近づける技術です。

目のくぼみの修正や開いた口を閉じたりなどご家族の要望を聞きながらプロの納棺師にお願いできます。

他にも、好きだった洋服や着物への着替えや仏教の方だと49日の旅支度をメイクに合わせておこないます。

納棺師は、自宅、式場、安置所どこでも駆けつけていただけるので、メイクに立ち会いたいご家族の予定に合わせてお呼びしています。

ただし、決して安くないオプションになるので注意が必要です。

ラストメイクの必要性

お客様から「(病院の)エンゼルケアだけで十分じゃないか。」といわれることがあります。

確かに、お葬式までの日数が2~3日と短い方は、比較的お顔や体に変化が少なくきれいな姿で式当日を迎えることができるので強くおすすめをしていません。

ただ、時期にもよりますがお葬式の式場が混みあっていて、5~10日程度待っていただく場合があります。

死後5~10日経過すると、様々な現象が起こります。

1つが見た目の変化です。

主なものとして、目のくぼみ、口の開き、乾燥による肌の変色などです。

もちろんすべての人が必ずそうなるわけではないので、変化しない(少ない)方もいます。

あと、亡くなった方の体の中は、細菌やウイルスが繁殖しやすい環境です。

亡くなった方が何かしらの感染する菌の保有者だった場合、面会で何気なくお顔に触れる行為は、二次感染などのリスクがあります。

こうした問題を解決し、安全に安心して最後のお別れができるようになるのが、納棺師による「ラストメイク」です。

まとめ

いかがだったでしょうか。

病院でのエンゼルケアと納棺師によるラストメイクの違いはご理解いただけたでしょうか。

私個人の意見としては、亡くなった方のお姿で一番印象的に残るのは、棺の中で眠っているお姿です。

思い出になってしまうご家族をきれいな姿で憶えておきたいと思うのは自然なことではないでしょうか。

残されたご家族の要望や意見を最大限実現していくことが葬儀社の務めです。

ご家族には多くの選択肢をご用意しています。

今回紹介したラストメイクもその一つです。

限られた時間の中で決めていくことは、とても大変ですが、大切なご家族のお別れを思い出に残る価値あるものにしていただきたいと心から思います。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

この記事を書いた人

木南 健(きなみ たけし)

後悔を残さない最期を

数年前に父が急死した際、今の仕事に就いていればどれだけ母や兄妹の支えになれたのだろうと考えることがあります。
過去は変えることはできません。

あの日、抱いた悲しみや不安の根底にあったものは父をしっかり送ってあげたいという想いです。

同じように、大切な人との別れによる「悲しみ」「不安」を抱く方々の支えとなり、その根底にある「大切な想い」を形にするお手伝いができればと思っています。

心に残ったこと

まだ駆け出しの新人だったころ、お葬式が終わった後、喪主様に笑顔で力強く握手をされたことです。

期待にお応えできたんだと言葉以上に感じることができ、とても嬉しかったです。

出身:岡山県岡山市

趣味:弓道、読書

好きな映画:「サトラレ」

好きな音楽:BEGIN