【東京葬儀】「ちょうどいい家族葬」専門店

葬儀プランナーが語る【メリットデメリットを知って一日葬に決めた岡島様】

日頃の準備が、どれだけ大切なことなのか。

お葬式を通じて考えることが、日々増えているように感じます。

少子高齢化と核家族が進み、お葬式は大きく分けて4種類の形式になってきました。

従来の形式的な式は行わず、最低限のお別れと火葬のみ行う「直葬(ちょくそう)」※火葬式ともいいます。

通夜の式は行わず、火葬日当日の告別式のみを執り行う「一日葬」

一般の方の参加はお断りし、家族や親族だけで通夜・告別式を執り行う「家族葬」

家族、親族、一般の方もお呼びし、執り行う「一般葬」

どの形式にも、メリット・デメリットはつきものです。

今回、ご紹介するお葬式は「一日葬」についてです。

以前、私が担当した「岡島様」を例にあげて、一日葬を行う際の注意点をお伝えしたいと思います。

よろしくお願いします。

岡島様の場合 ~東京23区内で一日葬~


岡島様からの最初の問合せはメールで、とても丁寧な文面が印象的だったことを覚えています。

ご依頼をいただくまでは、メールと電話のみのやりとりでした。

実際に、お会いしたのは病院に故人様をお迎えに上がった時です。

式場が予約で混みあっており、5日ほど待っていただくことなりました。

なので、その日は故人様のお迎えから安置所へお連れするだけ終わり、次の日に打合せをすることになりました。

事前のご相談で、「妻は仕事も引退して長く、会葬に来られる方も少ないはずなので一日葬でお願いします。」と言われていました。

実際の打合せを進めていく中でも、予想人数にも変更はなく、当初予定の30名前後の見積もりで準備を進めました。

ただ、一つ懸念事項として、とても自宅から近い式場だったので、ご近所の方達が沢山来られるのではないかということでした。

もちろん、喪主になる岡島様には打合せの時から、その可能性はあることをお伝えし、60名ぐらいまでなら何とかプラン内のスタッフで対応できることをお伝えしてました。

式当日、親族20名、一般の方が80名と総勢100名と式場から人が溢れ、焼香は長蛇の列となりました。

万一のことも考え、経験豊富なスタッフを揃えて何とか式は滞りなく進行することはできましたが、何より喪主の岡島様が色んな人への挨拶で大変そうでした。

式が終わり、岡島様から開口一番に「こちらの都合でスタッフ人数をおさえてもらってのすいませんでした。こんなにも人がくるなんて思っていませんでした。」と言われました。

私も「こちらこそ来ていただいた方への案内がバタバタしてしまい、申し訳ございませんでした。岡島様もご挨拶、大変お疲れ様でございました。」とお伝えし、互いの労をねぎらいました。

後日、岡島様に会葬者が、なぜ多くなったのか聞くことができました。

岡島様いわく「妻は、口下手で大人しい性格の人間だった。家に連れてくる友人も2~3人でいつも同じ顔触れだったんだ。でも、妻は口数が少ない分、行動やしぐさで周りの人間を気遣い、その場を和やかにするのが得意でみんなからとても信頼されていたんだという言葉を来ていただいた方から沢山いただいた。こうして一人になってみてそれがよく分かる。」と、岡島様はさみしそうな笑顔で教えてくれました。

ポツリと「通夜もやったほうがよかったですかね。」と言われたので、「お葬式は、招待制ではない分どれくらいの方が来ていただけるかなんて正直把握するのは難しいことろです。それに告別式に来てもらって見送っていただくのが本来のお葬式の形なので気になされないでください。」とお伝えしました。

最後に「人が多かった分、挨拶が大変だったが、妻を大切に想う気持ちを再確認できた温かい時間でした。ありがとうございました。」と言われたことを今でも覚えています。

まとめ

いかがだったでしょうか。

お葬式を主催するにあたって、重要な要素が『時間』『予算』『場所』の三点です。

今回は、喪主様の要望で『時間』『予算』『場所』すべてに考慮したお葬式を提供しました。

ただ、岡島様には気にしないでくださいと伝えましたが、もう少し通夜を行うかどうかは検討してもよかったのではと反省しました。

一日葬は、メリットが多いですが、デメリットもあります。

今回のケースのように、どれくらいの人が来られるのか分からない場合、告別式の予備日としての意味合いで通夜を設けることも大切なことです。

悔いのないお葬式をするためにも、費用面以外のこともしっかりと考えてみましょう。

自分の置かれている職場でのポジションや、心配な方の趣味も中々あなどれないものですよ。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

 

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この記事を書いた人

坪木 陽平(つぼき ようへい)

家族以外で一番近い存在に

数年前、祖父が亡くなった時両親と葬儀の準備を進めました。
初めて会う方には勿論、ご住職やご会葬者、葬儀社の方にも気遣いばかりで、気が付いたら葬儀は終わっていました。

振り返れば祖父を想いながらしっかり見送ってあげられなかったことが心残りです。
自分の経験からご家族の想いを大切にしたお見送りをしていただきたいと思っています。

私にはいつでも何でもどんなに些細なことでも、遠慮しないでおっしゃっていただける関係づくりを目指しています。

心に残ったこと

お葬式を終えてから半年経ったお客様から電話が来て「元気してるのー?寒くなったから風邪ひかないようにねー」と息子に電話するかのように気軽に連絡いただけたことです。

これからも一人一人との繋がりを大事にしたいと思わせてくれました。

出身:新潟県妙高市

趣味:ラーメン屋巡り、断捨離

好きな映画:「そして父になる」

好きな音楽:GLAY