【東京葬儀】「ちょうどいい家族葬」専門店

【実録】葬儀プランナーが綴る お葬式日記 一日葬編 ⑤

昔ながらのお葬式は、通夜・告別式と2日間にかけておこなうものが主流でした。

家族親族のほかに仕事関係の人や近所の方を呼び、盛大にお見送りすることが普通の時代がありました。

最近では、「家族葬」という言葉が流行り、一般人は呼ばず、家族親族だけでとりおこなうお葬式が増えています。

その中でも、参加される人が2日間に変化がないということで、通夜を行わない「一日葬」を選択される方が今、じわじわと増えています。

ただ、「一日葬」のメリットデメリットを知らないまま「一日葬」をおこなうと後で大変な思いをする方もいるので注意しましょう。

これから【伊藤様】のケースをみながら一日葬のメリットデメリットを紹介できればと思います。

費用をおさえたお葬式を!~伊藤様の場合~


「病院で紹介された葬儀社の見積もりが高すぎる!ちょっとお宅の見積もり出してもらえる?」

伊藤様とのファーストコンタクトの印象は、物事をズバッと言われる人の印象でした。

詳しく状況を聞くと、今朝早く伊藤様のお父さんが病院で息をひきとり、葬儀社も決まっていない状態だったそうです。

そこで病院でご紹介された葬儀社に自宅まで運んでもらい、葬儀の見積もりを出してもらった所、あまりにも予算との折り合いがつかなかったみたいで急遽お願いできる葬儀社を探している途中とのこと。

早速、お聞きした内容を元にお見積りをお出ししました。

FAXでお見積書をお送りすると、すぐに伊藤様から電話がかかってきて「詳しく聞きたいんだが、時間ある?」と言われ、ご自宅へ向かいました。

実際にお会いした伊藤様の印象は、電話口とは違い物腰の柔らかい方でした。

これは後から聞けたことですが、葬儀社への警戒心から出た態度だったそうです。

「正直、金額は病院で紹介された所と大きな違いはなかったが、話を聞いてくれている感じが良かったのでお呼びしました。」とのこと。

お見積書を見てもらいながら、改めてどんな葬儀を希望しているのかお聞きしました。

その中でポイントになったのが、【菩提寺(お付き合いのあるお坊さん)がいる】【参加するのは2日間とも家族親族のみ】【参加メンバーは2日間変わらない】【一般の方は呼ばない】【費用をできるだけ抑えたい】の5点です。

そこで私は、新たに「一日葬」を提案しました。

「一日葬」の大きなメリットとして、【通夜料理を用意する必要がなくなるので費用を抑えられる】【参加される方全員の移動の負担が軽減される】が挙げられます。

これには、伊藤様もとても好意的でした。

ただ、一日葬にはデメリットもあります。

今回のケースでは大きく3点のデメリットがあることをお伝えしました。

まず、一番の懸念点は【菩提寺がいる】ということ。

お坊さんの基本的な考え方として、通夜・告別式はとりおこなうのは当然のこととしています。

なので、通夜をしないお葬式に対して、嫌な顔をされる方がいます。

最悪、管理しているお墓に入れないと言われる方もいるので注意して、事前に通夜をしない一日葬でもお経をあげてもらえるかどうか確認をしてください。

次に、参加される親族の反応です。

広まってきたとはいえ、一日葬という葬儀の形は、まだまだ新しく通夜をおこなわないことに不満を持たれる可能性があります。

最後に、一般の方を呼ばない場合、葬儀が終わって後日、弔問(自宅にお参りに来られること)に来られる方がいた場合、弔問客への対応で時間も人も必要になることをお伝えしました。

メリット・デメリットを知り、伊藤様が出した答えは「一日葬」でした。

懸念されていた菩提寺のお坊さんも、理解のある方で一日葬を快諾してくださり、親族の反応も事前に一日葬でおこなうことを通達していたので、滞りなく参加していただけました。

伊藤様にも、自身で思い描いた葬儀が執り行うことができたと満足していただけました。

ただ、これには後日談があります。

デメリットの一つだった、一般の方の弔問です。

伊藤様のお父さんは長年定住していたこともあり、近所の方々とのつながりが多くあった方だったのです。

「葬儀費用は抑えることはできたが、弔問に来られる対応でひと段落がなかなかつかない。」とのことでした。

まとめ

いかがだったでしょうか。

費用と手間を抑えられる「一日葬」ですが、メリットばかりとは言えないようです。

置かれている状況によっては、通夜をおこなうことで後の負担が少ない場合もあります。

これから葬儀の喪主を務める予定の方は、自分一人では想像もつかない問題も多くあるかと思いますので、一番重要なことは何でも正直に話せる葬儀社を探すことです。

そして、話した内容に対して、誠実にメリットデメリットを答えてくれる葬儀社が見つかれば漠然とした不安はなくなります。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

この記事を書いた人

古橋 篤(ふるはし あつし)

チームで支えるお葬式

数年前に父を亡くした時、東京葬儀にお葬式を依頼しました。
その時の担当プランナーに助けてもらったこと、東京葬儀の想いに共感したこともあって、今の自分がいます。

自身の経験から、お客様の負担、不安を取り除き、最後のお別れに想いを向けていただけるよう心がけております。

お客様の声をよく聞き、その想いを実現することが私の仕事だと考えます。

心に残ったこと

自分が育成したプランナーがご家族から「ありがとう」と言われている姿を見たときです。

しっかりとご家族とコミュニケーションをとり、提案し、一緒にひとつのお葬式を創り上げている姿をみたときは東京葬儀の想いが受け継がれていると嬉しい気持ちになりました。

出身:東京都

趣味:バレーボール、料理

好きな映画:「リトルダンサー」

好きな音楽:クラシック