【東京葬儀】「ちょうどいい家族葬」専門店

【実録】葬祭プランナーが語るお葬式日記 一日葬編 ⑧

「以前からご連絡させていただいていた春日です。実際にお会いして詳しくお話を伺いたいのですが・・・」

約1ヶ月前から相談をいただいていた、春日さんから対面相談ご依頼の連絡がありました。

数日後、春日さんの自宅へ訪問し、具体的なお葬式についての打ち合わせをしました。

入院しているお母様の容体が急変し、実際のお葬式の流れについて説明から話が進みました。

「無宗教でのお式にするのか、お坊さんを呼ぶのか迷っている」

春日さんの家庭では、お坊さんとの付き合いもなく、特定の宗教についてはこだわりのない方でした。

そんな中、お葬式には『お坊さんを呼ぶ』ということが一般的になっているため、「どうしたらよいのか」という相談をいただきました。

身内のお葬式について考えなければならない時、皆様ならどのような形式での式を検討するでしょうか。

一例ではありますが、この記事でお葬式の考え方について参考になれば幸いです。

お葬式ではお坊さん(宗教者)を呼ばないといけないの?


お客様からの相談の中でも、お坊さん(宗教者)についての質問は数多くいただきます。

結論から言えば、『お葬式にお坊さんを呼ばなければいけない』という決まりはありません。

宗教色を取り除いた、『無宗教』という形式のお葬式は年々増加傾向にあります。

故人らしく見送りたい、家族のお別れの時間をしっかりと確保したいという方が希望する形式です。

ただし、お墓を守ってくれている『菩提寺』がある場合、ご家族は『檀家』という立場になるため、無宗教でのお葬式が難しいケースがあります。

お坊さんの基本的な考え方ですが、お寺にお墓がある場合は「お寺から出された戒名がないと、お墓には入れません」というケースが多いです。

無宗教でのお葬式を希望しても、菩提寺への確認を怠るとトラブルになるケースもあるので注意が必要です。

付き合いのあるお坊さんがいる場合は、必ず相談しましょう。

理解のあるお坊さんであれば、家族の状況を加味して相談にのってくれるでしょう。

お坊さんを呼ぶお葬式と無宗教葬を両立する

今回の相談者、春日さんの主な相談内容は、「お坊さんを呼ぶのか」もしくは「無宗教でおこなうのか」

特に、親族が多く家族間でも意見がわかれていたそうです。

このようなケースで形式について悩む場合、いくつかの選択肢があります。

①従来のようにお坊さんを呼んでお葬式を執り行う。

②お坊さんを呼ばず、無宗教葬で執り行う。

③お坊さんも呼ぶお式と、無宗教でのお葬式を両立する。

結果、春日さんは家族と親戚の意見を取り入れ、お坊さんと無宗教を両立したお葬式を行う事になりました。

どのような内容なのか、詳しく見ていきましょう。

一日葬という選択肢

まず、お葬式を考える上で、どのようなことを優先すべきかを考えましょう。

例えば、「お坊さんを呼んでしっかりと見送りたい」または、「お別れの時間をゆっくり確保したい」などの意見が出た場合です。

無宗教でのお葬式を希望する家族が増えていく中で、お坊さんは呼ぶものという意見が多いのではないでしょうか。

そんな中で、双方の意見を取り入れた場合、どのようなお葬式になるのでしょうか。

一般的に、お葬式は『通夜』『葬儀告別式』の2日間で行います。

通夜にあたる日を、式を行わず『家族のためのお別れの時間』として使用する、いわゆる『一日葬』を検討してみましょう。

お式は2日目の葬儀告別式のみで、お坊さんを呼んでしっかりとお見送りができます。

通夜にあたる1日目は形式的な式は行わず、近しい家族・親族のみでお別れの場としての時間を確保する事が出来ます。

この提案を受けて、春日さんからも「その内容であれば、家族も納得します」と連絡をいただきました。

数か月後、お式を終えた春日さんから、「一日葬で見送ったことで、ゆっくりとお別れをする事が出来ました」と家族間でも納得のできるお葬式がかなえられたそうです。

喪主の立場となる方は、具体的なお葬式のイメージを持つようにしましょう。

特に、お身内に心配な方がいる場合は、万一の際に慌てることの無いように、事前に葬儀社に相談することが大切です。

信頼のできる葬儀社を選びましょう。

春日さんのお葬式でわかるポイントまとめ

 

【一日葬の選択肢】

お坊さんを呼ぶことで、家族だけの時間は少なくなります。

家族間でゆっくりとお別れしたいという声がある場合は、一日葬を検討してみてはいかがでしょうか。

お葬式は、大切な家族との最後のお別れの場です。

納得のできる十分なお別れをするために、家族の状況に合わせて検討しましょう。

この記事を書いた人

齋藤 親(さいとう しん)

お葬式は家族を知る場面

数年前、祖母が亡くなった時、普段仕事ばかりしている母が、祖母に対し心から感謝の言葉を伝えていたこと。

今まで涙を見せることのなかった兄が人目を気にせず泣いていたこと。
家族の中でも様々な想いがあることを知りました。

そのときの気持ちを忘れずに、ご家族一人一人を、笑顔にできるよう心がけております。

心に残ったこと

お父様のお葬式を終えたご家族が「たくさんの人からお父さんの話を聞けて、色んなお父さんを知ることができました。

家族葬か一般葬で悩んでいましたが、私たちの話を聞いて、一般葬をオススメしてくれた齋藤さんのおかげです」と言っていただけたことが心に残っています。

出身:茨城県つくば市

趣味:釣り、ボルダリング

好きな映画:「天空の城ラピュタ」

好きな音楽:山崎まさよし