【東京葬儀】「ちょうどいい家族葬」専門店

神式祭壇の特徴

代々幡斎場で行われたA・F様ご葬儀での一枚その②。

神道のお葬式は「神葬祭」(しんそうさい)と言います。

神道では亡くなることを帰幽(きゆう)と言い、神葬祭は御霊が神霊となられることで一家の守護神として日夜子孫を守り、「家門高く身健やかに(いえかどたかくみすこやかに)」と子孫の繁栄と幸福を願う儀礼です。

つまり神道では、亡くなった方は火葬された後もその霊魂は祖先の霊とともに家にとどまり、遺族の守り神になる言われています。

そこで氏神である祖霊に故人の帰幽を知らせ、故人を先祖のもとへ送り、遺された家族を守ってくださいと祈る意味があります。

また神道では死は穢れ(けがれ)とされており、穢れを祓い浄める(はらいきよめる)ということも、神葬祭の目的とされています。

日本の葬儀のほとんどは仏式で行われています。
仏式葬儀と神葬祭を比べながら神式祭壇について詳しくご紹介します。

神式葬儀の祭壇について

神式葬儀の場合も、仏式葬儀と同じように中央に祭壇が置かれます。
神式葬儀での祭壇は白木の八足祭壇を用いますが、生花祭壇も可能です。

神式葬儀の場合は、祭壇に飾られるものや供えられるものが基本的に仏式葬儀とは異なります。

大切なのはその中に祀る数々の神具です。

必ず必要なのは三種の神器である「鏡」「刀」「勾玉」です。
そして、神饌(しんせん)と呼ばれるお供え物をします。

順にひとつひとつご紹介していきます。

三種の神器

三種の神器とは、鏡と刀と勾玉(まがたま)のことで、神の依り代です。

神式でおこなわれる葬儀である神葬祭では最も大切です。
これらのレプリカ(真似て作ったもの)を祭壇に飾ります。

鏡は祭壇中央に飾り、刀と勾玉は祭壇脇に立てる五色旗に吊るして飾ります。

鏡… 八咫鏡(やたのかがみ)

天照大神(アマテラスオオミカミ)が天岩戸に隠れてしまい、世界から太陽の光が閉ざされてしまった時に石凝姥命(イシコリドメ)が八咫鏡(やたのかがみ)を作りました。

天照大神が岩を少しだけ開けた時にこの鏡を見せて、鏡に映る自身の姿に興味を覚えて外におびき寄せ、世界が再び明るくなった、という神話からきています。

刀… 天叢雲剣(あめのむらくものつるぎ)

素戔嗚尊(スサノオ)が、出雲国において十拳剣で八岐大蛇(ヤマタノオロチ)を切り刻んだとき、尻尾だけ切れずに剣が折れました。

その尻尾の中から大刀が出てきました。
その尾から出てきた剣が天叢雲剣(あめのむらくものつるぎ)です。

草薙剣(くさなぎのつるぎ)とも呼ばれています。

勾玉… 八尺瓊勾玉(やさかにのまがたま)

岩戸隠れの際に後に玉造連の祖神となる玉祖命(タマノオヤノミコト)が作り、八咫鏡とともに太玉命が捧げ持つ榊の木に掛けられました。

「八尺」は140cm程、「瓊(ケイ)」は赤色の玉の意で、瑪瑙(メノウ)と思われます。

「勾玉」はCの字に彎曲した玉をあらわす言葉です。

五色旗

古代中国の五行説(ごぎょうせつ)という学説に由来し、基づくものです。

「木・火・土・金・水」の五つの要素により万物が組成され、自然現象や人事現象の全てを解釈し説明することができるとされています(森羅万象を表す)。

これを色で表すと「青・赤・黄・白・黒」であり、さらに方位に当てはめると「東・南・中央・西・北」と表すことができます。

中でも「土=黄=中央」が最高位になります。
また、それぞれがその方位を守る四神に対応しています。

現在五色旗に使われている色は「緑(青の代用)、黄、赤、白、紫(黒の代用)」です。
天地万物、森羅万象を表す、五色旗に神器を吊るします。

まとめ:五行説の要素=方角=四神=色

木 = 東 = 青龍 = 青

火 = 南 = 朱雀 = 赤

土 = 中央(天位) = 黄

金 = 西 = 白虎 = 白

水 = 北 = 玄武 = 黒

霊璽(れいじ)

故人の魂の依り代であり、仏教でいうところの位牌にあたります。
戒名にあたる諡号(おくりな)を書いて祀ります。

神輿

仏式の白木祭壇にも輿(こし)が飾られていますが、輿がもともと棺を納めて運ぶためのものであったのに対して、神輿は神のための乗り物であるといわれています。

榊(さかき)

神式葬儀では榊が供えられます。

棺の安置場所

は仏式葬儀では祭壇の前に安置することが多いのに対し、神葬祭では基本的に棺は祭壇の奥に安置します。

神式葬儀でのお供え物について

神饌(しんせん)

神葬祭では神饌(しんせん)と呼ばれるお供え物を飾ります。

「案」と呼ばれる神道独特の台の上に「三方」(ヒノキなどの白木で作られた直方体状の台)を乗せ、その上にそれぞれの供物を置きます。

供物は、お供えする三方の数によります。

これは地域や神職の方針や祭壇の大きさなどにより変わりますが、通常、米、酒、鏡餅、海魚(鯛の尾頭付)、乾物、野菜、果物、塩、卵、菓子、水などです。

幣帛(へいはく)

幣帛としては本来「衣服」「紙」「兵器」「農耕具」などが供えられましたが、現在では布帛をもって幣帛としています。

幣帛は、絹や木綿、麻でできたくすんだ赤地の布を用います。

神道祭壇のお供え物の並べ方

神饌の並べ方には順番があります。

神の依り代として中央に飾られている鏡(神様)に近いところ、つまり祭壇の高い方や中央の方が序列が高く、左右では、神様から見て左側が序列が高くなります。

中央、左側から序列の高いものを並べていきます。
神饌の序列は、米、酒、お餅、魚、乾物、野菜、果物、塩、水という順番になります。

お酒は瓶子(へいし)と呼ばれる白い瓶の中に入れてお供えし、米や塩は小皿に盛ります。
魚の頭は、必ず中央に向けるようにします。

この記事を書いた人

新井 実来(あらい みく)

私らしくご家族に寄り添う

人と話すことが好きなので、就職活動では接客のお仕事を探していました。

正直、葬儀という選択肢はなかったのですが、たまたま面接を受けた東京葬儀のお話しを聞いていくうちに考え方やこだわりに共感し、働くことを決めました。

本当にゼロからのスタートでしたが、得意のコミュニケーションでご家族様の為にできることをしっかりとやっていこうと思います。

心に残ったこと

ご家族様とお葬式の打ち合わせをしている最中、故人様への想いに感情移入してしまい、涙を流してしまったことがありました。

お葬式後にいただいたご家族様からのお手紙には「新井さんが泣いてくれたおかげで私たち家族も泣いて、感情をしっかり出すことができました」と書いてあり、とても嬉しかったです。

出身:北海道帯広市

趣味:カメラ

好きな映画:「花とアリス」

好きな音楽:絢香、森高千里